ロット計算の考え方
適正なロット数は「相場の勘」ではなく、1回の取引で失ってよい金額から逆算して決めます。手順は次の通りです。
- リスク許容額を決める:口座残高 × 許容リスク%。例)残高100万円 × 2% = 2万円。
- 1pipあたりの損益を求める:通貨ペアと口座通貨から、1ロット・1pipの価値を計算します。
- ロット数を逆算する:リスク許容額 ÷(損切り幅pips × 1pip損益)。
- 業者のロット刻みへ切り捨てる:リスクを超えないよう、必ず切り捨て(floor)ます。
許容リスク%とは
1回の取引で口座残高の何%までの損失を許容するかを表します。一般に1〜2%以内が目安とされることが多く、これは資金管理の出発点になります(本サイトの情報は参考であり、投資助言ではありません)。リスク%を大きくするほど1回の損失が口座に与える影響は大きくなります。
通貨ペアごとのpip価値
pip(ピップ)は為替レートの最小の値動き単位です。quote通貨がJPYのペア(USDJPY・EURJPYなど)は価格の小数第2位、それ以外(EURUSDなど)は小数第4位が1pipです。
- 1標準ロット = 10万通貨
- 円ペアの1pip価値 = 1,000円相当 / 1ロット
- それ以外の1pip価値 = 10 quote通貨 / 1ロット(例: EURUSDなら10ドル)
口座通貨とquote通貨が異なる場合は、この価値を口座通貨へ換算します。例)円口座でEURUSDを取引するなら、10ドルをUSDJPYレートで円換算します。
計算例
例1:口座JPY・残高100万円・リスク2%・USDJPY・損切り20pips
リスク許容額 = 1,000,000 × 2% = 20,000円。USDJPYの1pip価値 = 1,000円/ロット。
適正ロット = 20,000 ÷(20 × 1,000)= 1.00ロット。
例2:口座JPY・残高100万円・リスク2%・EURUSD・損切り20pips・USDJPY=150
EURUSDの1pip価値 = 10ドル/ロット → 円換算で 10 × 150 = 1,500円/ロット。
適正ロット = 20,000 ÷(20 × 1,500)≈ 0.66ロット。
よくある質問(FAQ)
- ロット数はどうやって決めればいいですか?
- 「1回の取引で失ってよい金額(リスク許容額)」を先に決め、その金額を超えない範囲でロット数を逆算します。本ツールは口座残高×許容リスク%でリスク許容額を求め、損切り幅と通貨ペアのpip価値から適正ロットを自動計算します。
- 許容リスク%は何%にすべきですか?
- 一般に1取引あたり1〜2%以内が目安とされることが多いです。これは助言ではなく参考情報です。5%を超えると本ツールは注意表示を出します。
- 円口座とドル口座で計算は変わりますか?
- 変わります。通貨ペアのquote通貨が口座通貨と異なる場合、pip価値を口座通貨へ換算する必要があります。本ツールはその換算レートを自動取得し、失敗時は手入力に切り替えられます。
- 1pipはいくらですか?
- 1標準ロット(10万通貨)あたり、quote通貨がJPYのペアは1,000円相当、それ以外は10通貨単位(例: EURUSDなら10ドル)です。これに口座通貨への換算レートとロット数を掛けたものが実際の1pip損益になります。
- 計算結果はMT5と一致しますか?
- 同じレート・同じ前提で入力すれば一致します。ただし業者ごとの証拠金規定・スプレッド・約定条件により実際の数値は前後します。結果はあくまで概算としてご利用ください。