FXの利益計算のやり方|pips・ロットから損益を求める方法

「FXで20pips取れたら、いったい何円の利益なの?」——これは値幅(pips)・ロット数・1pip価値の3つが分かれば自分で計算できます。この記事では、利益・損失を日本円で求める基本式を、クロス円とドルストレートの違いも含めて具体例つきで解説します。

👉 入力するだけで損益を出したい方は 損益計算機、1pipがいくらかを知りたい方は pip価値計算機 が便利です。

FXの利益計算の基本式

FXの為替差益(売買による利益)は、次の式で求められます。

ポイントは「1pip価値」です。USDJPYなどのクロス円は1ロット(10万通貨)で1pip = 約1,000円。これさえ覚えておけば、円ペアの損益は暗算に近い形で出せます。1pip価値の求め方そのものは USDJPYの1pipはいくら?で詳しく解説しています。

計算例:クロス円(USDJPY)

例:USDJPYを1ロット買い、20pips上昇して決済

利益 = 20pips × 1ロット × 1,000円 = 20,000円
0.1ロットなら 20 × 0.1 × 1,000 = 2,000円、0.01ロットなら200円です。

クロス円は1pip価値が円建てなので、そのまま日本円の損益になります。EURJPYやGBPJPYも同じく1ロットあたり1pip = 約1,000円です。

計算例:ドルストレート(EURUSD)

EURUSDやGBPUSDなどクォート通貨がドルのペアは、1pip価値がドル建て(1ロットで約10ドル)になります。日本円に直すにはドル円レートを掛けます。

例:EURUSDを1ロット買い、20pips上昇・ドル円150円で決済

利益(ドル)= 20pips × 1ロット × 10ドル = 200ドル。
円換算 = 200ドル × 150円 = 30,000円

このようにクォート通貨が口座通貨と違うペアは換算が1ステップ増える点が、利益計算でつまずきやすいところです。損益計算機ならペアを選ぶだけで換算込みの損益が出ます。

買いと売りで計算はどう違う?

式は同じで、値幅の向きだけが逆になります。

どちらもその値幅をpipsに直し、1pip価値とロットを掛ければ損益が出ます。損切り(SL)に当たったときの損失額も、同じ式の値幅を損切り幅に置き換えるだけで求められます。「円安・円高と損益の関係」では、上がったのに損する仕組みを買い/売りの向きから整理しています。

スワップを含めたトータル損益

ポジションを日をまたいで持つと、為替差益とは別にスワップポイントが毎日加算(または減算)されます。最終的な損益は次のとおりです。

高金利通貨を買いで長く保有するとスワップがプラスに働きますが、売り方向では逆にコストになることもあります。スワップがいくらになるかは FXのスワップポイントはいくら?で詳しく解説しています(スワップ損益計算機でも見積もれます)。

利益が出たら税金も忘れずに

為替差益とスワップを合わせた年間の利益には税金がかかります。国内FXは申告分離課税で一律20.315%。手元にいくら残るかは「利益 ×(1 − 0.20315)」が目安です。税額の計算方法・確定申告が必要になる利益の目安・節税は FXの税金の計算方法で解説しています。

取引コスト(スプレッド)も差し引いて考える

実際の手取りは、為替差益からスプレッド(取引コスト)を引いた額になります。エントリーした瞬間からスプレッドの分だけマイナスで始まるため、取引回数が多いほど効いてきます。スプレッドの意味と「スプレッド(pips) × ロット × 1pip価値」での金額換算は FXのスプレッドとはで解説しています。

利益を出す前にロットとリスクを確認

利益計算は同時に「損失計算」でもあります。同じ20pipsでも、ロットが大きければ損失も比例して膨らみます。エントリー前に適正ロットを決め、損切りに当たったときの損失額が許容範囲かを確認しておきましょう。資金から逆算した適正ロットは ロット計算機で求められます。

関連ツール:損益計算機pip価値計算機スワップ損益計算機ロット計算機

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よくある質問(FAQ)

FXの利益はどうやって計算しますか?
FXの利益は「値幅(pips) × ロット数 × 1pipあたりの価値」で計算します。例えばUSDJPYを1ロット(10万通貨)買い、20pips上昇したら、20pips × 1ロット × 1,000円 = 20,000円の利益です。ドル/円なら1ロットの1pip価値は約1,000円、0.1ロットなら約100円、0.01ロットなら約10円が目安です。
pipsから日本円の損益を出すには?
クロス円(USDJPY・EURJPYなど)は「pips × ロット × 1,000円」で日本円の損益が直接出ます。ドルストレート(EURUSD・GBPUSDなど)は1pip価値がドル建てになるため、「pips × ロット × 10ドル × ドル円レート」で円換算します。例えばEURUSDで20pips・1ロット・ドル円150円なら、20 × 10 × 150 = 30,000円です。
買い(ロング)と売り(ショート)で利益計算は変わりますか?
計算式は同じで、値幅の取り方だけが逆になります。買いは「決済レート − 建値」、売りは「建値 − 決済レート」がプラスなら利益です。どちらもその値幅(pips)に1pip価値とロットを掛ければ損益が出ます。
スワップポイントは利益に含めますか?
含めます。FXの最終的な損益は「為替差損益 ± スワップポイント」です。ポジションを日をまたいで保有すると、金利差に応じてスワップが毎日加算(または減算)されます。トータルの損益を正確に知りたい場合は為替差益とスワップを合算してください。
利益にかかる税金はどう計算しますか?
国内FXの利益は「申告分離課税」で、所得税15%・住民税5%・復興特別所得税0.315%の合計約20.315%が課税されます。年間の利益(経費差引後)が一定額を超えると確定申告が必要です。本ツールは税引前の損益計算が対象で、税額は概算の参考としてください。
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