FXの1pip価値はいくら?主要通貨ペア別の早見表と計算方法
FXで損益やロットを考えるとき欠かせないのが1pip価値(1pip動いたときの損益)です。これは通貨ペアによって違い、クロス円は一律、それ以外は換算レート次第で決まります。この記事では、主要通貨ペアの1pip価値を早見表でまとめ、計算方法もあわせて解説します。
👉 その時のレートで正確な1pip価値を出したい方は pip価値計算機 が便利です。ペアとロットを入れるだけで円換算まで自動計算します。
1pip価値の基本式
1標準ロット(10万通貨)あたりの1pip価値は、次の式で求まります。
- 1pip価値(quote通貨建て)= pipサイズ × 100,000
- 1pip価値(口座通貨建て)= 上記 × 換算レート(quote→口座通貨)
pipサイズは、右側(quote)が円のペアは 0.01、それ以外は 0.0001 です。これにより次のようになります。
- クロス円(quote=JPY):0.01 × 100,000 = 1,000円。円口座なら換算不要で一律1,000円。
- ドルストレート(quote=USD):0.0001 × 100,000 = 10ドル。円換算は × ドル円レート。
- クロスペア(quote=他通貨):0.0001 × 100,000 = 10(quote通貨)。円換算は × そのquote通貨/円レート。
主要通貨ペア別 1pip価値 早見表(円口座)
下表は円口座・1標準ロット(10万通貨)での1pip価値の目安です。ドルストレート・クロスペアは ドル円=150円、各クロスレート想定での概算で、実際のレートで変動します。
| 通貨ペア | 種別 | 1ロット | 0.1ロット | 0.01ロット |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | クロス円 | 1,000円 | 100円 | 10円 |
| EURJPY | クロス円 | 1,000円 | 100円 | 10円 |
| GBPJPY | クロス円 | 1,000円 | 100円 | 10円 |
| AUDJPY | クロス円 | 1,000円 | 100円 | 10円 |
| EURUSD | ドルストレート | 約1,500円 | 約150円 | 約15円 |
| GBPUSD | ドルストレート | 約1,500円 | 約150円 | 約15円 |
| AUDUSD | ドルストレート | 約1,500円 | 約150円 | 約15円 |
| EURGBP | クロスペア | 約1,900円* | 約190円 | 約19円 |
* EURGBPはquoteがGBP。10GBP × GBPJPY(≒190円想定)≒1,900円。クロスペアはquote通貨/円レートで換算するため幅があります。
ポイント:クロス円の「1ロット=1,000円」だけは丸暗記してOK。ドルストレートは「10ドル × ドル円」、クロスペアは「10 × quote通貨/円」と覚えると、どのペアでも自分で出せます。
計算例で確認する
例1:USDJPY 0.5ロット(円口座)
1ロット1,000円 × 0.5 = 500円。レートが動いても変わりません。
例2:EURUSD 1ロット・ドル円150円(円口座)
1pip = 0.0001 × 100,000 = 10ドル。
円換算 = 10ドル × 150 = 1,500円。ドル円が160円なら1,600円に増えます。
1pip価値が分かると何ができるか
1pip価値は、FXのほぼすべての金額計算の土台になります。
- 損益の計算:損益 = 値幅(pips) × ロット × 1pip価値。詳しくは FXの利益計算のやり方。
- 適正ロットの逆算:許容リスク額 ÷(損切りpips × 1pip価値)でロットが出ます。 適正ロットの決め方 参照。
- 損切り損失の見積もり:損切りpips × ロット × 1pip価値。
pipそのものの数え方は FXのpipsとは、ドル円に絞った詳しい解説は USDJPYの1pipはいくら を参照してください。
まとめ
1pip価値は、クロス円なら円口座で一律1,000円(1ロット)、ドルストレートやクロスペアは換算レート次第で変わります。基本式は「pipサイズ × 10万 × 換算レート」。クロス円の1,000円だけ覚えておけば、あとは換算レートを掛けるだけでどのペアも計算できます。レートが動くペアは、その時のレートで pip価値計算機 を使うのが確実です。
関連ツール:pip価値計算機 / 損益計算機 / ロット計算機
よくある質問(FAQ)
- 1pip価値はどの通貨ペアでも同じですか?
- 同じではありません。ドル円などクロス円(右側が円)のペアは1ロットあたり一律1,000円ですが、EURUSDなどドルストレートやクロスペアは換算レートが必要で、1pip価値が変動します。クロス円は一定、それ以外はレート次第、と覚えると分かりやすいです。
- クロス円の1pip価値が一律1,000円なのはなぜですか?
- 右側(quote)の通貨が日本円だからです。クロス円の1pipは0.01円で、1標準ロット(10万通貨)を掛けると 0.01 × 100,000 = 1,000円。円口座ならこれがそのまま損益になるため、レートの水準にかかわらず一定です。
- EURUSDの1pip価値が一定でないのはなぜですか?
- EURUSDの1pip価値はまずドルで出るからです。1pip=0.0001ドル × 10万通貨 = 10ドル。これを日本円にするにはドル円レートで換算するため、ドル円が動くと円での1pip価値も変わります。ドル円150円なら約1,500円です。
- 0.1ロットや0.01ロットの1pip価値はどう求めますか?
- 1ロットの1pip価値に、ロット数を掛けるだけです。クロス円なら1ロット1,000円なので、0.1ロットは100円、0.01ロットは10円。ドルストレートで1ロット1,500円なら、0.1ロットは150円、0.01ロットは15円です。
- 早見表の金額は固定ですか?
- クロス円は固定(円口座なら一律)ですが、ドルストレートとクロスペアは換算レートに依存するため、表の金額は「ドル円150円・各クロスレート想定」での目安です。実際のレートが動けば金額も変わります。正確な値は1pip価値計算機でその時のレートを使って確認してください。