FXのロスカット計算方法|維持率と発生レートの求め方

FXで一番怖いのが、含み損が膨らんで強制決済(ロスカット)されることです。ロスカットは運ではなく、証拠金維持率という数字で事前に計算できます。この記事では維持率の計算式、ロスカットが起こる含み損の目安、そして強制決済を避ける方法を、円口座の具体例つきで解説します。

👉 まず必要証拠金を把握したい方は 必要証拠金計算機、何pips逆行に耐えられるかを知りたい方は ドローダウン許容計算機 が便利です。

ロスカットとは|証拠金維持率で決まる

ロスカットとは、含み損が一定以上に膨らんだとき、業者がポジションを強制的に決済する仕組みです。これ以上の損失で口座残高がマイナスになるのを防ぐためのもので、発生するかどうかは証拠金維持率という数字で決まります。

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率は次の式で求めます。

維持率は含み損益によって刻々と変わります。含み損が増えると有効証拠金が減り、維持率が下がっていきます。必要証拠金そのものの求め方は FXの証拠金の計算方法で詳しく解説しています(必要証拠金計算機でも即計算できます)。

計算例:維持率を求める

例:口座残高30万円・必要証拠金10万円・含み損益0(円口座)

有効証拠金 = 30万円(含み損益0)。
維持率 = 30万 ÷ 10万 × 100 = 300%

例:同じ口座で含み損が15万円に膨らんだ場合

有効証拠金 = 30万 − 15万 = 15万円。
維持率 = 15万 ÷ 10万 × 100 = 150%

このように含み損が増えるほど維持率は下がります。多くの業者は維持率が50%や100%を下回るとロスカットを行います(基準は業者により異なります)。

あといくらの含み損でロスカット?

ロスカットまでに耐えられる含み損の余力は、次の式で計算できます。

例:有効証拠金30万円・必要証拠金10万円・ロスカット基準100%

耐えられる含み損 = 30万 −(10万 × 100%)= 20万円
この20万円を1pipあたりの損益で割れば、あと何pips逆行できるかも分かります。

「あと何pipsで強制決済されるか」を口座残高から逆算したい場合は ドローダウン許容計算機が便利です。1pip価値の出し方は USDJPYの1pipはいくら?も参考になります。

ロスカットを避ける3つの方法

  1. ロットを下げる:必要証拠金が小さくなり、同じ含み損でも維持率が高く保てます。最初から適正ロットを守るのが最も効果的です。
  2. 入金して有効証拠金を増やす:維持率の分子が増え、ロスカットラインから遠ざかります。
  3. 損切りを設定する:含み損が膨らむ前に自分で決済すれば、そもそもロスカットまで到達しません。

ロスカットは「されないように祈る」ものではなく、ロットと維持率を管理して事前に避けるものです。エントリー前に維持率と耐えられるpipsを把握しておきましょう。

証拠金維持率そのものの計算と追証の目安は FXの証拠金維持率とは、連敗で資金が何%減るかは FXのドローダウンとはで詳しく解説しています。実際にロスカットされたら口座・資金がどうなるかは ロスカットされたらどうなる、その手前の追証は FXの追証とは も参考にしてください。

関連ツール:必要証拠金計算機ドローダウン許容計算機ロット計算機pip価値計算機

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よくある質問(FAQ)

FXの証拠金維持率はどう計算しますか?
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100% で計算します。有効証拠金は「口座残高 ± 含み損益」、必要証拠金は「ポジションを保有するのに必要な証拠金」です。例えば有効証拠金30万円・必要証拠金10万円なら、維持率は30万÷10万×100=300%です。この値が業者のロスカット基準(多くは50〜100%)を下回ると強制決済されます。
ロスカットは維持率何%で発生しますか?
業者によって異なります。国内口座では50%や100%、海外口座では20%や0%に近い水準を採用するところもあります。維持率100%基準なら「有効証拠金が必要証拠金を下回った瞬間」、50%基準なら「必要証拠金の半分を下回った瞬間」にロスカットされます。必ず自分の口座の基準を確認してください。
あといくら含み損が出たらロスカットされますか?
「有効証拠金 −(必要証拠金 × ロスカット基準%)」が、ロスカットまでに耐えられる含み損の余力です。例えば有効証拠金30万円・必要証拠金10万円・基準100%なら、30万−10万=20万円の含み損まで耐えられます。これを1pip損益で割れば、あと何pips逆行できるかも分かります。
ロスカットを避けるにはどうすればいいですか?
①ロットを下げて必要証拠金を小さくする、②入金して有効証拠金を増やす、③損切りを設定して含み損が膨らむ前に決済する、の3つが基本です。中でも最初からロットを抑えること(適正ロットを守ること)が最も効果的で、維持率に余裕が生まれます。
証拠金維持率とレバレッジの関係は?
高いレバレッジで取引すると必要証拠金が小さくなり、一見すると維持率は高く見えます。しかし同じ資金でロットを大きくできてしまうため、結果的に同じ値動きでも維持率の低下が速くなり、ロスカットされやすくなります。レバレッジの高さ=安全ではない点に注意が必要です。
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